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◇最近読んだものとか
- 作者: 山形浩生
- 出版社/メーカー: 晶文社
- 発売日: 1999/12/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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平和の危険性と戦争の効用
<略>
- 戦争は国家や社会のためにあるのではない。逆に国家や社会こそが、戦争のために存在している。戦争がなくなれば、今のような国家は消滅する。
- 戦争には、戦闘以外の重要な非軍事的機能がある。しかもそれは社会にとって本質的であり、必要不可欠な機能である。
- 戦争は経済を安定させ、社会をまとめ、階級と貧困を維持し、人々に目的意識を与え、反社会勢力を押さえ、人口を制御し、文化と科学の発展をうながす。
- こうした機能を一つでもまともに代替できる仕組みは、いまのところまったくない。かろうじて可能性のあるのは、無駄な宇宙探査計画や、公害の悪化、試験管ベビーと優生学の徹底、人種差別と人狩りと奴隷制の復活くらいである。
- したがって戦争を廃止するのは望ましくない。平和は危険である。安易に平和に移行すれば今の社会は崩壊の危機に瀕しかねない。
<略>
◇俄然アイアンマウンテン報告が読みたくなった
http://cruel.org/books/ironmountain.pdf
◇DCPRGの1stね。
- アーティスト: デートコースペンタゴンロイヤルガーデン
- 出版社/メーカー: Pヴァインレコード
- 発売日: 2001/08/10
- メディア: CD
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- 作者: 菊地成孔
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2003/09
- メディア: 単行本
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<略>
その報告の内容を要約すれば「戦争はマクロな国家経済と社会の安定を維持するために不可欠であり、平和は総ての意味に於いて、コスト的に見合わない。戦争は社会システムの下位にある防衛手段の名前ではなく、国家維持のための最上位ヒエラルヒーであり、戦争システムの為に社会システムは奉仕しているのだ。軍備解除及び戦争の廃止は国家(特に米国国家)の存続を窮地にさらすものである」というものであり、<略>
新教養主義宣言の初版が1999年12月。アイアンマウンテン報告のあとがきクレジットが1997年。菊地さんの上記クレジットが1999年4月21日となっている。なので新教養主義宣言を読んでDCPRG結成という流れはテクスト情報では違う。
◇そういえば今は昔
http://www.tbsradio.jp/life/20061202_2channelmixi/
◇昔のビジスタで
2.長田美穂「脱ぐ女の変遷」[特別寄稿]
http://www.sbcr.jp/bisista/mail/art.asp?newsid=3153
がおもしろかった。
◇上の長田さんとは違う長田さんだけど
http://www.e-eba.jp/hp/osada/
この自己紹介動画の「Iカップです」の言い方にげらげら笑った。素敵!