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◇海老名に行くと必ず風邪をひく。
◇前も倒れたしどうにかならんものか。
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◇私は詳しくないのだけど
「実録の歴史観(60年安保を起点とする新左翼の歩みの単線的帰結として連合赤軍があり、それを契機に新左翼は失速した)は、その新左翼党派史に全共闘や三里塚を組み込み、その帰結に連合赤軍があるとしたことが失敗。これでは68年以降の反権力運動の母体たる全共闘・三里塚が、前衛党による国家権力奪取との革命観を超えうる可能性・先駆性をもっていたことを読み切れない。」というのと、「前衛党が人民を指導し国家権力を奪取するという赤軍の革命観は、国家主義的である。国家論はすなわち組織論であり、森恒夫と永田洋子を頂点とする上命下服の前衛主義的な党組織が連合赤軍事件を生んだ。」というのと「銃撃戦による権力奪取を担う主体的共産主義化(戦略と主体の結合軸)は、国家権力奪取に向けた前衛党形成論で、モデルなき共産主義的主体形成論が党幹部独裁を支えた。」というのはおもしろかった。
要するに、全共闘と三里塚を連合赤軍とひとくくりに扱っていることがダメ。前衛主義の自己批判ができてないからダメ。ってことだと解釈した。
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◇ワイドちゃんとか詳しいのではないかと
http://6005.teacup.com/kozu/bbs/161
新左翼主軸の回顧史は党指導の流れへの注目となり、本映画では赤軍・連合赤軍関係者の著書や談話がシナリオのベースとなっている。若松の今回の大作は史実に基づき実名主義を採っているが、そのベース故の歪みが本映画の欠陥を生んでいる。タイトルが連合赤軍のため革命左派は23名。旧赤軍派は17人も実名で登場するのはよい。だが情報が赤軍塩見系に偏っているだめに、少数派の赤軍がブント議長をリンチして墓穴を掘るに至る恥ずべき分派形成史を正当化し、あまつさえ内部抗争では人名を含めてウソばかりの羅列となっている。
映画では69・7・6明大和泉校舎を襲撃した赤軍派塩見が自分らが傷つけたブント議長さらぎ氏を病院に連れて行くよう関東派幹部の高橋に頼み、高橋は側の重信に「こんなの革命じゃない」と激怒。次に関東派が報復に東京医科歯科大に押しかけ塩見ら幹部を拉致し、残された重信は私も赤軍派だから拉致せよと高橋に迫るが、高橋は「重信はここに残れ」と説得。更に関東派はバリケード封鎖中の中大内に塩見・花園・物江・望月を連行し、高橋は塩者の指をつぶし「これでゲバ棒は持てないぞ」と恫喝する。だがブント内に関東派などなく、塩見をいさめるさらぎ徳二や松本礼二は右翼反対派だとされる。また当時の中大に高橋はいたが、全国全共闘書記局員に出る合法的役割だ。赤軍正当化のエピソードのことごとくはウソなのだ。
確認できる事実を列挙しよう。赤軍派は破防法で手配されていたさらぎ氏を7・6二リンチし警察に渡す暴挙を引き起こした。急遽連絡を受けた中大社学同は医学連幹部を案内役に医科歯科大に押しかけた。全国動員の赤軍派精鋭部隊は半数30名の中大社学同に30分で粉砕され、塩見は直ちにさらぎ襲撃や叛旗派右派規定を自己批判した。建前はブント防衛だが、中大社学同には前年の学費闘争完全勝利への学対部長塩見の妨害への怒りもあった、赤軍派全員を聖橋からニコライ堂沿いに連行途中に、田宮は恥知らずにも御茶ノ水交番に逃げ込む。中大に着いて首実験をし塩見ら幹部4名を残し他は釈放した。拘束20日後にバリケード維持の方が重要なので明日に解放方針を伝えると、面子丸つぶれを恐れてかその夜に塩見らは窓のカーテンを結んで逃げた。体力不足の望月はそこで落下したが、関西派は望月は関東派に殺されたとホラを吹いた。もし拉致時に中大社学同が党派主義だったら半殺しだったよと、99年の京大11月祭の対談で私は塩見に説明したが彼は都合の悪いことはすぐ忘れるようだ。
◇吉田先生の岡村隆史インタビュー@KINGで印象的なところ
「KING」的にカッコいい言い方をすると、僕はテレビの中で死んでいくしかないので。みんな劇場っていう帰るところがあって、みたいな感じですけど、劇場のトップやったわけじゃないし、そういうところがないんで。テレビから始まってるし、ほぼ。だから、テレビがなくなったら帰るとこないんですよ。
これは泣ける。この認識があるだけで岡村さんは超一流だと思った。
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◇ビジスタの
近藤正高「放送作家のあがり方」[特別寄稿]
http://www.sbcr.jp/bisista/mail/art.asp?newsid=3307
がとてもおもしろかった。
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◇最近更新してないのは決算のせいです。
◇聴く時間ないけど聴かなきゃ
http://d.hatena.ne.jp/psytow/20080413
http://hyperf.blog84.fc2.com/blog-entry-185.html
こういう企画おもしろいなあ。
◇
BBHをリングに上げるあたりやっぱプロレスってすごいよなあ。
◇やっぱ
http://www.e-eba.jp/hp/osada/
長田さんの「Iカップです」を日本人は見習うべき。教訓とすべき。
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◇最近読んだものとか
- 作者: 山形浩生
- 出版社/メーカー: 晶文社
- 発売日: 1999/12/25
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平和の危険性と戦争の効用
<略>
- 戦争は国家や社会のためにあるのではない。逆に国家や社会こそが、戦争のために存在している。戦争がなくなれば、今のような国家は消滅する。
- 戦争には、戦闘以外の重要な非軍事的機能がある。しかもそれは社会にとって本質的であり、必要不可欠な機能である。
- 戦争は経済を安定させ、社会をまとめ、階級と貧困を維持し、人々に目的意識を与え、反社会勢力を押さえ、人口を制御し、文化と科学の発展をうながす。
- こうした機能を一つでもまともに代替できる仕組みは、いまのところまったくない。かろうじて可能性のあるのは、無駄な宇宙探査計画や、公害の悪化、試験管ベビーと優生学の徹底、人種差別と人狩りと奴隷制の復活くらいである。
- したがって戦争を廃止するのは望ましくない。平和は危険である。安易に平和に移行すれば今の社会は崩壊の危機に瀕しかねない。
<略>
◇俄然アイアンマウンテン報告が読みたくなった
http://cruel.org/books/ironmountain.pdf
◇DCPRGの1stね。
- アーティスト: デートコースペンタゴンロイヤルガーデン
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- 作者: 菊地成孔
- 出版社/メーカー: 小学館
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<略>
その報告の内容を要約すれば「戦争はマクロな国家経済と社会の安定を維持するために不可欠であり、平和は総ての意味に於いて、コスト的に見合わない。戦争は社会システムの下位にある防衛手段の名前ではなく、国家維持のための最上位ヒエラルヒーであり、戦争システムの為に社会システムは奉仕しているのだ。軍備解除及び戦争の廃止は国家(特に米国国家)の存続を窮地にさらすものである」というものであり、<略>
新教養主義宣言の初版が1999年12月。アイアンマウンテン報告のあとがきクレジットが1997年。菊地さんの上記クレジットが1999年4月21日となっている。なので新教養主義宣言を読んでDCPRG結成という流れはテクスト情報では違う。
◇そういえば今は昔
http://www.tbsradio.jp/life/20061202_2channelmixi/
◇昔のビジスタで
2.長田美穂「脱ぐ女の変遷」[特別寄稿]
http://www.sbcr.jp/bisista/mail/art.asp?newsid=3153
がおもしろかった。
◇上の長田さんとは違う長田さんだけど
http://www.e-eba.jp/hp/osada/
この自己紹介動画の「Iカップです」の言い方にげらげら笑った。素敵!